売れる物件をどう見たか|家を「特別視しない」という考え方

記録

家を持つ=一生そこに縛られる。
今回はそんな前提から、一度離れて考えてみた。

この記事の前に考えたことはこちら≫
「ローンは通りますよ」と言われても、月12万円に納得できなかった話

家を「重くしすぎない」という考え方

物を持ちすぎると、身動きが取りにくくなる。
特に家は、その影響がとても大きい。

住まいは生活を支えてくれる一方で、気づかないうちに選択肢を狭める存在にもなり得る。

だから私は、家だけを特別なものとして神聖視しないようにした。

いつでも手放せる状態であること。
それは物理的な条件だけでなく、「手放しても大丈夫」と思える心理的な距離感も含めて。

家を持つことが、自分の動きを止める理由にならないように。

この距離感で住まいと付き合っていく方が、今の私には合っていると感じた。

売れる物件をどう見たか

家を探し始めたとき、まず私が考えたのは「理想の暮らし」ではなかった。

次に買う人から、どう見えるか。
その視点を、最初に置いた。

ローンを背負うのに、自分の好きな部屋にしないなんて意味ある?そう言われるかもしれない。

でも、全部を「好き」で固める必要はない。
妥協できる部分、気にならない部分は、最初から市場目線で見たほうがいいと思った。

「引っ越す」という選択肢を忘れないために

家を取得すると、どうしても「ここが自分の城」になっていく。

問題に集中すればするほど、引っ越すという選択肢そのものを忘れてしまいそうになる。

だからこそ、最初から“出口”を意識して考えることを、心に留めておきたかった。

まずはネットで「人気」を確認した

最初にやったのは、ネットで「どんな間取り・条件が人気なのか」をざっくり調べること。

ここでは、自分の好みはいったん横に置いた。

見るのは、よく売れていそうなもの。長く売れ残っていないもの。

それだけ。

自分の条件は、ほぼ立地だけ

一方で、私自身が譲れなかった条件は多くなかった。

・できれば今の学区内
・駅から近いこと

地域特性くらいで、物件そのものへの強い希望は、ほとんどなかった。

「なんとなく避けたい」条件を先に決めた

理想を積み上げる代わりに、避けたいものを先に決めた。

・同じマンションで複数部屋が長期間売りに出ている
・築年数が極端に新しすぎない(目安は築20年前後)
・広すぎ/狭すぎは避ける
・一階/最上階/角部屋は選ばない
・中間階(5〜8階くらい)
・癖のある間取りは避ける
・駐車場は平置き
・戸数は中規模(60〜80戸程度)

どれも、「自分が嫌だから」というより、次の人が選びにくそうだと感じた条件だった。

自分の理想より、「次の人の視線」

全部を自分仕様にしなくてもいい。
気にならないところは、市場に寄せる。

そう考えると、家選びは少し冷静になる。

住むための家であり、同時に、いつか手放すかもしれないもの。

その両方を、最初から一緒に見ておきたかった。

思いが強すぎると、いざという時動けない

思いが強くなりすぎると、いざというときに動けなくなることがある。
家のことを真剣に考える中で、そのことに気づいた。

あれもこれもとカスタマイズして、家そのものへの思い入れを強くしすぎると、手放すときに気持ちが引っかかってしまう、手放す選択肢が取りづらくなってしまうと感じた。

(誤解しないでほしい。
終の住処として家を建てる人が、思いを詰め込むことは、とても自然で素敵なことだと思っている。)

ただ、私の場合は違った。
前提条件が違うのだ。

大切にしたかったのは、家そのものではなく、その家でどんな楽しい生活をするか。

思い入れは、建物ではなく、暮らしのほうに向けていきたい。

今回の備忘録

  • 家を「特別なもの」にしすぎない
  • 自分の理想より、次の人の視線を先に入れる
  • 避けたい条件を先に決めると判断がぶれにくい
  • 家思いが強すぎると、いざという時動けない

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※この記事は「住宅検討ログシリーズ」の一部です。
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