住宅ローンはいくら借りれるのか。
でも、私が知りたいのは「借りられる額」じゃない。
離婚や休職という現実的なリスクを前提にして、それでも回る設計はどこか。
そんな話を友人にこぼしたとき、「FPに無料で相談できるよ」と教えてもらった。
今回利用したのは、日本FP協会のFP無料体験相談(対面)。
営業前提ではなく、中立の立場で話を整理できる場だという。
今回、FPに相談する前に、自分の考えを本気で整理してみた。
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2,500万円の物件は買えるのか?20年ローンで本気シミュレーションしてみた
① 前提条件を明確にする
まずは、絶対に崩さない条件を書き出した。
- 返済期間は20年以内
- 月9万円(管理費込み)が心理的上限
- 夫の休職・離婚リスクを想定
- 子どもの生活基盤を守る
- 金融資産は厚めに残す
これは「攻め」の設計ではない。明らかに「防御」だ。
資産を最大化するプランではなく、最悪時でも崩れないプラン。
私は、増やしたいよりも、守りたい。
その背景には、離婚のときに揉めない設計にしたいというリアルな怖さがある。
家も子どもも、自分一人で守れるようにしておかないと、あとで取り返しがつかない。
② 今、動くべきか?
感情は「今しかない」と急かしてくる。でも本当にそうだろうか。
検討した論点
- 今の金利水準は適正か
- 5年待った場合とどう変わるか
- 収入不安定リスクと整合しているか
タイミングを「雰囲気」で決めると、あとで説明できなくなる。
決断には理由が必要だ。
老後も含めた人生全体のリスクを考えると、焦って決めるわけにはいかない。
③ 2,500万円は妥当か?
金額の話になると、みんな急に単純になる。
「通りますよ」「年収的に問題ありません」
でも私はそこに違和感がある。
確認したいこと
- 単独収入で返せるか
- 夫収入ゼロ半年で回るか
- 教育費ピークと重なったら?
- 売却時に残債が残る可能性は?
知りたいのは「通るかどうか」ではない。
守れるかどうか。
ここが一番ズレやすい。
④ 頭金と流動性
本当は、ここが一番重要だと思っている。
資金設計の論点
- 頭金はいくらが妥当か
- 防衛資金は何ヶ月分残すべきか
- 投資は崩すべきか否か
頭金を多く入れれば安心、という単純な話ではない。
現金があるということは、選択肢があるということだ。
頭金や防衛資金の議論も、単なる数字ではない。
「もし離婚したら?」「老後どうなる?」という想定を込めて、資金設計している。
私は、家よりも「身動きの取れる状態」を失いたくない。
⑤ 買わない場合のリスク
買うリスクはよく語られる。
でも、買わないリスクはあまり語られない。
比較したいこと
- 20年賃貸を続けた場合の総コスト
- 投資を続けた場合の資産推移
- 老後の住居確保
この視点を抜くと、議論は片手落ちになる。
どちらが正解かではない。
どちらが自分に合うかだ。
⑥ 最後に聞くこと
そして、最後に聞くつもりでいる。
私の状況で、あなたなら買いますか?
数字だけではなく、全体像を見たうえでの意見を聞きたい。
プロの視点で、私の設計に穴があるかどうかを確認したい。
実際にFPに持参したメモ
感情ではなく、論点で話すために。
私はこんなメモを持っていった。
前提条件
- 返済期間は20年固定で崩さない
- 離婚・夫の休職リスクを想定
- 借入想定:約2,500万円
今、購入すべきか?
- 5年待った場合との比較(価格・金利)
- 夫の収入不安定リスクを踏まえたタイミングの適否
- どういう条件ならGOか
2,500万円は安全圏か?
- 私単独収入で返済可能か
- 夫収入ゼロ半年〜1年のシミュレーション
- 教育費ピークとの重なり
- 売却時の残債リスク
頭金と資金の出どころ
- 頭金はいくらが妥当か(個人資産から捻出想定)
- 月々のローンは家計から支払うが、離婚時に揉める可能性は?
- 返済原資は自分収入のみで成立するか
買わない場合のリスク
- 賃貸20年継続の総支払額
- 投資継続時の資産推移
- 老後時点の純資産比較
- 高齢賃貸リスクの現実性
保険・団信設計
- 団信の保障範囲で十分か
- 私が働けなくなった場合の備え
- 子どもの病気等で就労不能になった場合の保険は必要か
最後に
- ご自身ならこの状況で購入しますか?
- 見送る場合の最適戦略は?
せっかくの時間を有意義に使いたい
相談内容をしっかり整理したのは、
プロに相談できる貴重な機会を有意義に使いたかったから。
「なんとなく不安なんです」ではなく、私の状況をきちんと理解してもらい、気になることを万全な状態で相談したいと思った。
無料だからといって、軽く扱いたくなかった。
私は、答えをもらいに行くのではなく、思考を深めに行くつもりだ。
この記事のまとめ
- FP相談は「借りられる額」を聞く場ではなく、設計を検証する場
- 攻めではなく、防御の住宅設計を前提にする
- 2,500万円が通るかではなく、守れるかで考える
- 買わないリスクも同時に可視化する
- プロに決めてもらうのではなく、決められる状態になるために相談する
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今の家、実は「自由も安心も手に入る最強の住まい」かもしれない話
※この記事は「住宅検討ログシリーズ」の一部です。
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