住宅購入の予算を再設計してみた|2500万円の想定が2000万円になった理由

記録

FP相談を終えて、私はひとつの現実に気づいた。

物件価格 2500万円。
これが、これまで私の中にあった住宅予算の目安だった。

でも、住宅購入には物件価格以外にもさまざまな費用がかかる。

・仲介手数料
・登記費用
・引っ越し費用
・家具や家電
・購入後の修繕費

いわゆる「中古マンションの諸費用」だ。
一般的には、物件価格の6〜10%ほどかかると言われている。

住宅を検討し始めたころ、私は「住宅購入の諸費用はいくらくらいかかるのか」正直あまり具体的に考えていなかった。

でも改めて整理してみると、住宅購入には物件価格以外の費用が思った以上にある。

こうしたものを含めて考えると、私の設計では物件価格2000万円前後が安全圏だと考えるようになった。

この記事の前に考えたことはこちら≫
FP相談に行ってきた。現実は思ったよりシンプルだった

住宅設計には「動かせる条件」がある

家を買うというと、多くの場合「いくらまで買えるのか」という話になる。

銀行はいくら貸してくれるのか。
月々の返済はいくらになるのか。

でも整理してみて気づいたのは、住宅設計はそれだけではないということだった。

むしろ住宅設計には、いくつかの動かせる条件がある。

例えばこんなものだ。

・返済期間
・安全率
・物件条件
・世帯収入

どの条件をどのくらい動かすかによって、同じ年収でも住宅設計はまったく違う形になる。

住宅購入は「いくら借りられるか」ではなく、「どの条件を動かすか」の問題なのかもしれない。

想定2500万円 → 現実2000万円

これまで私は、物件価格 2500万円 くらいを想定していた。

感覚としては、「中古マンションならそれくらいかな」というイメージだった。

でもFP相談を経て、諸費用も含めて全体の資金計画を整理してみると、安全に買えるラインは物件価格2000万円前後に思えてきた。

もちろん、頑張れば2500万円でも買えないわけではない。

でも私が今回考えたいのは、「ギリギリ買えるライン」ではない。

収入が下がったときや、想定外の出費があったときでも生活や資産を守れる設計にしておきたい。

そう考えると、少し余裕を持った価格設定のほうがしっくりくる。

私が考えていた物件条件

ここで改めて、自分が考えていた物件条件を並べてみる。

・駅から近い
・築20年以内
・3LDK前後
・価格2500万円くらい

こうして並べてみると、なかなか欲張りな条件だと思う。

もし予算が2000万円になるなら、この4つをすべて満たすのは難しいかもしれない。

つまり私は今、どこかの条件を動かす必要がある。

動かせる条件

駅距離を少し伸ばす

駅徒歩5分の物件と、徒歩12分の物件では価格が大きく変わることも多い。
通勤や生活への影響を考えつつ、この条件を少し動かすという考え方もある。

築年数を伸ばす

築20年以内という条件も、少し広げれば選択肢は増える。
ただし修繕計画や管理状態など、確認するポイントは増えてくる。

間取りを小さくする

3LDKではなく、2LDKやコンパクトな間取りにする。
家で仕事をすることも多い私にとって、ここは慎重に考えたいところでもある。

もう一つの条件「エリア」

そしてもう一つ、住宅設計には大きな条件がある。

エリアだ。

これまで私は、地方都市の中心部から電車で15分ほどの隣接エリアで物件を探していた。

中心部までは電車で数駅。
日々の散歩コースも多く、少し車を走らせれば大型商業施設もある。

都市の便利さと、生活の余白。
そのバランスがちょうどよく感じていた。

ただ最近、状況が少し変わった。

夫の転職が決まり、中心エリアも視野に入ってきたのだ。

エリアが変われば、同じ2000万円でも見える物件は大きく変わる。

一般的には、隣接エリアと中心部では以下のような特徴があると言われている。

条件 隣接エリア 中心部
価格 安い 高い
駅近物件 少ない 多い
築浅 やや少ない 多い
通勤利便 普通 良い

住宅設計は、こうした条件の組み合わせでできている。

もう一つの選択肢「今は動かない」

そして、もう一つの選択肢もある。

それは今は設計を動かさないこと。

夫の転職は決まったばかりで、新しい環境がどう落ち着くかはまだ分からない。
もし仕事が安定すれば、将来的に住宅予算を少し上げるという可能性も出てくる。
逆に、環境が合わない可能性だってゼロではない。

そう考えると、今すぐ結論を出すよりも時間を使って判断するという判断も大きな選択肢だ。

住宅設計は調整の積み重ね

こうして整理してみると、住宅購入は単純な話ではない。

・予算
・条件
・エリア
・タイミング

いくつもの条件を少しずつ動かしながら、自分に合う設計を探していく作業なのだと思う。

率直に言ってしまえば、住宅設計は調整ゲームなのである。

この記事のまとめ

  • 住宅購入では物件価格以外の費用を含めて考える必要がある
  • 中古マンションの諸費用は思ったより大きい
  • 住宅購入の予算設計はレバーの組み合わせで決まる
  • 条件、エリア、タイミングによって設計は変わる

※この記事は「住宅検討ログシリーズ」の一部です。
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