夫名義を考えなかった理由

記録

家を買うなら、夫名義。
そう考える人は、きっと少なくないと思う。

私も最初は、その「普通」を疑っていなかった。
けれど、現実的に考えていくうちに、私の場合は夫名義を前提にすること自体に、違和感を覚えるようになった。

これは、夫を信頼していないからでも、夫婦関係がうまくいっていないからでもない。
私自身が、これから先の人生をどう引き受けていきたいか、という話である。

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主婦が単独名義で住宅ローンを考えるとき、一番不安だったこと

私の場合

私が夫名義を考えなかった理由は明確である。
まず前提として、他人を動かすことはできない。
そこに対して不満を持つのは筋違いだ。
自分が手綱を握れるのは、自分の影響範囲のみである。これは、たとえ夫婦であっても同じである。

また、結婚してからの共同資産はそれほど多くないという現実もある。

共有資産の一部を切り崩して生活を圧迫するよりも、使っていない私の貯蓄を使い、一括で管理したほうが、書類上も運用上もスムーズである。
結果として、生活破綻のリスクも減らせる。

そして、なによりも、こうしたほう不測の事態に強い。
家が確保されているという精神的な安心感は大きい。

これは夫を否定する話ではない

ここで誤解されたくないのは、これは夫を責めたいわけでも、否定したいわけでもないという点である。
夫は今を幸せに生きるタイプであり、その価値観自体を良い悪いで判断するつもりはない。

ただ、夫の価値観と、将来に備えたいという私の価値観は違う。
その違いを無視して「夫婦だから」「名義は夫だから」と一括りにするほうが、むしろ不自然だと感じている。

名義の話は、感情や信頼の問題ではない。ましてや夫を信用していないという話でもない。
人生のリスク設計をどうするか、という話である。

夫名義を考えない理由は2つ

理由① 家を欲しいのは「私」だから

家を欲しいと思い、情報を集め、資金計画を立てているのも私だ。
であれば、その責任を自分で負う前提で考えるのは、ごく自然な流れだと思っている。

理由② 転職したての夫がローンを組むのは難しい

直近で転職経験がある夫がローンを組むのは、現時点ではおそらく難しい。
これは能力や人格の問題ではなく、金融機関の判断基準という、動かしようのない現実の話だ。

最悪の事態に備えるという考え方

離婚という言葉を、できれば使わずに済ませたい気持ちはある。
けれど、現実として、離婚率が3分の1と言われる時代に、自分たち夫婦だけが例外だと考えるほうが無理がある。

夫婦喧嘩をして、「もう無理かもしれない」と思う瞬間があるのも、珍しい話ではない。
これは悲観でも、覚悟でもない。起こり得る事態を前提に、生活を組み立てるというだけの話だ。

もし将来、もう一緒にいられないという選択をすることになったとしても、生活が急激に不安定にならない状態でいたい。

そのための手段として、名義を自分にするという選択がある。
これは誰かを疑うためでも、関係を壊すためでもない。
自分の人生のコントロールを、自分の手元に残しておくための判断である。

話し合いは、まだこれから

正直に言うと、夫とはまだ本格的な話し合いはできていない。
「私のお金でマンション買おうかな」と、軽くジャブを打っただけだ。

いきなり結論を突きつけたいわけでも、相手を説得したいわけでもない。
まずは、自分がどう考えているのかを示しただけである。

これから先、感情が動く場面もあるだろうし、簡単に進むとも思っていない。
それでも、このテーマから目を逸らさずに考え続けること自体が、今の私にとっては必要なプロセスだと感じている。

この記事のまとめ

  • 夫名義が「普通」とは限らない
  • 名義は信頼ではなく、生活とリスクの問題
  • 欲しい人が、責任を持つ
  • 自分の人生のコントロールは、自分の手元に置く

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